何が行われているんだろう、どうなっていくんだろうという雰囲気から徐々にあるいは一気に笑わせてくれる、そんな作品を選んでみました。
東京03
余裕:色々な動きが追加されていくのが面白いです。途中から流れが変わってからさらに一悶着、一展開あるのも東京03ならではの作品です。東京03得意の長尺コントは1本1本がお腹いっぱいになるような満足感を与えてくれます。
東京03「余裕」
お礼させてください:言い回しや抑揚を少しずつ変えて爆笑を誘う話芸、構成が絶品です。
ラーメンズ
50on5:ラーメンズお得意の言葉遊びが全開の作品。一般的に言葉遊びというとうまいこと言うだけ、テクニックに走り勝ちな印象です。しかしながらこの作品は全体としてストーリとしてまとまっており美しさも感じます。
モーフィング:ラーメンズの小林賢太郎さんはモノトーンでできる限り抽象度の高い小道具のみで演出するのが好きだそうです。こちらの作品では、場面転換を人が移動することだけで行っており、それらが融合していく面白い仕掛けがあります。
study:こちらはラーメンズお得意のシリアスとコメディーの緊張と緩和が見事に表現された作品です。しかも状況が想像しやすいシリアスな場面ではなく、謎に包まれていたものが一気にはじけて笑わせてくれます。
名は体を表す:誰もが知る慣用句から徐々に話がずれていってとんでもない方向に話が進んでいきます。なお、ラーメンズは1公演の一つ一つの作品が何かしらの形でつながっており、通して見ると伏線回収されて行って気持ちがいいです。
さらば青春の光
爆弾魔の父:シリアスな雰囲気から一言で一気に空気を解放し、怒涛のように笑いの波が寄せてきてずっとお腹を抱えてしまう作品です。
告別式:こちらは徐々に?が頭の中で大きくなって、一言で一気にはじける爽快感のある作品です。
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